入笠湿原、スズラン群生地は先人の努力で生まれた

 9月1日、「富士見の昔を語る会」を開きました。主催はみんなのつどい富士見です。昭和30年代はじめの富士見町の入笠山。観光事業が始まったころを知る80代の方に、当時のようすを語っていただきました。


 今では夏場のハイキングコースとしてにぎわう入笠湿原やニホンスズラン群生地ですが、70年ほど前はコナシなどの樹木に覆われていて、木々の間にスズランがひっそりと咲いていたそうです。
 伊勢湾台風により木々が倒れたのをきっかけに、山小屋を経営していた人たちが、じゃまな木々を搬出し、スキー場にしたそうです。それが下の写真です。その後、斜面を整備して、スズランの群生地に育て上げたということでした。


 入笠湿原も昔は木々に覆われていたが、木を取り除き、現在の観光地である湿原の姿を作り出したということでした。入笠湿原やスズラン群生地は昭和30年代、山小屋をつくった人たちの努力で生まれたということが分かりました。

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